チャリで来た。40kmぐらい漕いだチャリ 5/11

旅に出た。自転車に乗って30kmほど街を縦横に駆けていく。晴天の中で風を切る感触は爽快の一言である。朝10時ふと家を飛び出したい衝動に駆られ追い出されるようにして家を出た。以前にも70kmぐらい1日でチャリを乗り回したことがあるが今回はアップダウンも比較的少なく平坦な道で以前よりも短い距離を走る。5月のこの季節は紫外線が実は多い。故にこの日記を書いている私の顔は熟れたリンゴのように赤面している。行き先は温泉街で少し割高だったが1時間の旅で流した汗を綺麗さっぱりして勿論、恒例のコーヒー牛乳も腰に手をあてグイっと一気飲みした。郊外で田舎と呼べる道なりだったが何かイベントが開催されていたらしく途中に観光客と思しき姿が散見された。確か以前に自転車で旅に出た時は2月だったか3月だったので凡そ2カ月ぐらいの間が空いていて体の衰えを感じた。やはり常に体を鍛えあげねば坂道をスプリントで登りきる事は難しい。結構有名な温泉街らしく道中も風光明媚な景色に巡り合えて距離も往復で頑張れば2時間程度とサイクリングコースとしては最適と言えるほどにいい路だったと思う。目的地に到着後少しだけ背伸びをして山の奥地へ進もうと思ったのだが急すぎる山道で2kmほどで引き返してしまった。あの選択が正しかったのかは分からないが何となく直感的にやめた方が良いかもしれないなと思って引き返した。そういう事もある。直感は意外と論理的とどこかの書籍で聞いた話もある。あと道中でお寺があったのでおみくじを引いたら調子乗り過ぎずに仕事頑張れと書いてあったので励まされた。以前はおみくじは意味ないと思っていたが実際に意味がなかったり根拠がなくても信じればそれは影響が及ぼされる訳で信じる者は救われるの精神でおみくじというものを捉えようと少し心境に変化が生まれた1日でもあったと思う。ママチャリで日本一周を試みる屈強な若者が居るという話を動画で観た事があるのだが来年は1年大学を休学して旅に出るというのも悪く無いなと思ったりしています。最近は記事を書けずにというか別に書く事は出来るけれど特筆して書く事もなく日常を過ごしているので偶には何気ない日常を綴るのも悪くはないかなと思ったり。旅は場所に関する記憶を作るために行っている節がある。物語を書いていると意外と場所の記憶の乏しさから描ける幅が狭まっているなと思ったりすることがあるので最近は1日で出来る限りお店や建物に入る試みを考えたりしている。