考える 6/22
執筆時間が取れていない現状に対する問題意識を言語化しブログに投稿する。最近は執筆はおろか毎日の報告書を投稿する事も忘れている。生活習慣についても起きる時間が正午を回り大学へも通う事が出来ていない。忙しいかと問われれば全くもって忙しくないので怠慢とも言える。執筆は無限に時間を吸収するスポンジ的な性質を有しているため対策として1日に固定時間は創作に費やすという方法を採用した。ただ意識的に現在創作にコミットしているという感覚がなく苦難している。恐らく現在創作について考えているという風にタイマーでも測って1時間経過した段階で即打ち切りみたいなスタイルを取った方が続きやすいのかなと思ったり。個人的に継続に失敗している原因は記録を取っていない事と現在執筆している長編シナリオの期限が設けられていない事。自分で勝手に書いているシナリオなので当然誰から咎められる事もなくただ独りで黙々と執筆しているだけなのでデッドラインなどある訳もなく過ぎ行く時間と格闘しているというのが現状である。 最近、創作に向き合う中で長編には短編とは異なる困難がある事に気付き始めた。1つは設定を練らずに文章を書くと自分のようにある程度、独自の世界設定を持ち込んでいる場合は頭が爆発しそうなぐらいに脳に負荷が掛かるという点である。特に間が空くと自分で創った設定にも関わらず何も覚えていなかったり読みかえすと発言が矛盾し整合性が担保されず書き直す事が出来ずに頭を悩ませ時間が経過し大学の課題が終わっていない事にも気づいて絶望し頭が混乱するという事が多々ある。要するに毎日辛くても現在書いているシナリオにコミットして記憶への負荷を減らした方が良いという事である。人間は記憶の性質上、直近で触れた対象への記憶は忘れづらく想起しやすい。今回の比較的長編なシナリオ執筆を経験して前回以上に設定を練り込み参照可能な資料として文書などに整理する事の重要さを痛感した。兎に角、分量が増えると先行きの見えない中で走り出した自分を深く恨み公開する。前回はプロットを練らずに書きだした事を、そして今回は設定を深く練らずに成り行き任せで走り出した事を。公開し苦難に見舞われて試行錯誤し次に活かす事が創作の醍醐味であり面白いと考える所なのだがにしても自分の学習能力の欠如具合を心配したくなる。また、執筆中に成長してしまい以前に書いた文章が陳腐でもっと面白い作品書けるよなと思ってしまう。 作品の設定に関する自分なりの考えを書きながらまとめてみる。自分は割と書きながら考える事が多いので執筆しながら後追いで自分の出力結果に驚く黒い箱ぶりを見せる事がたまにある。設定については凝ろうと思えばいくらでも凝る事が出来るという事に気付き始める。ただ、それは執筆を始めて少しずつ物語が自分の中で見え始めた時の段階なので構想段階で設定を実際にリリースされる段階と同じレベルで考える事が出来るかと問われると難しい。そもそも設定は何故必要なのかを考える事が大事かもしれない。執筆する中で感じる事は自分が物語で描かれる世界に没入してキャラクター達が躍動する姿を想像できるようにするための役割が第一だと。構想段階ではある程度のコンセプトがあり、それを表現するためにどんなプロットにしようかある程度アイデアを膨らませて、キャラクターのイメージを掴んで世界設定を考えていく流れで物語がどんどん色づいていく。恐らくフィードバックを上手く利用して設定とプロットを洗練させていくスタイルを取った方がより面白い作品が作れそう。今執筆中の作品で筆が進まない理由は途中で路線を変更して設定が揺るぎイメージが浮かばずにキャラクター達の動く姿が想像できなくなったが故の筆不精であり神が設定を施してくれれば書ける訳である。要するに設定を練り直して物語の歯車が動くようにすれば潤滑油となって自分の文章を書く手を動かしてくれるという訳なのだが整合性を担保した上で設定を練る事が出来ずに辛い思いをしているというのが完璧な現状理解である。今自分の現状を言語化してみて確かにそうだったなと思った。根幹となる問題は整合性を担保して設定やプロットを再考する事でありこれは至難の業ではと思う。ピースの欠けたジグソーを完成させる試みと捉えてよく、完成形は勿論構想段階と同じで以前の設定のまま進めば辿り着くはずだったのにそれを途中でぶち壊して実質的な新世界で前の世界のゴールテープを切ろうとしている。一度、時系列を最初から見直して構築し直した上でプロットも全部練り直して出来る限りキャラクター達の設定を詳細に記述してプロットも見直す必要がある。傾いた家をリフォームするよりも一度、壊して基盤を整えた上で再度建て直した方が早い。急がば回れという諺が心に滲みますね。結局前と同じ路を辿っている。前回もプロットを練らずに見切り発車で書きだして最終的なゴールは見えているのにそこへ行くための路が全く以て見えずに一度書き直す事で仕切り直して何とかゴールへ辿り着く事が出来たという顛末だった。多分、今回も同じだな。ここまで来て思うのがやはり自分が描こうと思った世界にはいくら辛くても逃げないと得られる経験値が爆発するという事である。前回は期限があり外的な圧力と完成させるという自分のポリシーが相まってストレスで髪が抜けるレベルで悩めた。そのせいであのような経験は2度としないという反骨心でプロットを練る事の重要性を生死を分かつレベルで痛感した。 はたらく観。自分なりの苦しみ方で社会に還元する事だと思っている。苦しまずに社会に還元する事が出来るのであればそれは一種の才能であり思う存分、自分自身の能力を遺憾なく発揮すれば良いと思う。ただ、義務感や責任が伴う事柄には大概、痛みや苦しみが生じる。その痛みや苦しみにどのように向き合うかは人それぞれで自分である程度納得が出来る苦しみ方を選べると良いんじゃないかと最近は思っている。人には自分の持っている信念があり利己的な自分と利他的な自分に折り合いを付ける必要があるケースが多い。就職活動についてはそれを身に染みて実感させられるだろう。自分の就職したい会社と自分の将来やりたいことがミスマッチするケースがそれで、フロントエンドエンジニアとして最新のフレームワークで実装を進めながら自分の能力を向上させたいと願う気持ちがあるが、実情はレッドオーシャンであり待遇を考えると自分のバックボーンなどからバックエンドで活躍する方が年収的にも好ましいなど。少し話は異なる気がするが。 小さな虫が家の中に大量発生し心を惑わせる。まず、純粋に飛び回って僕の心をかき乱す。虫が苦手というか得体のしれない生命体に対して恐怖する人間の普遍的な性質が発動している。対峙して退治する決意をするのだが如何せんティッシュで掴んで外に逃すには数が多すぎる。そこで苦肉の策として霧状のスプレーで羽を若干濡らして捕らえて外に出そうとするのだが時たま殺める事があり自分の中にある倫理観が胸を締め付けて精神的なダメージを食らう。特に夜に登場する彼らは睡眠時間を略奪するため自分は心理的なストレスからついカッとなってやりかねる。俺は悪くないと自己を正当化しようと躍起になるが空しいだけなので黙々と淡々とこなす。なまじすばしっこいせいで殺す羽目になっているので出来ればさっさと捕まって外に出て欲しい。